伊勢原市の歯医者・歯科は、「どんな歯科医院を選べば、安心して通えるのだろうか？」つじむら歯科医院 伊勢原にも日々こうしたご質問が寄せられています。 当院では、NPO法人 日本歯科医療評価機構が提唱する「良い歯医者の選び方」に準じ、日々診療に取り組み該当する口コミ・おすすめ・評判の治療を提供して行く為、尽力しています。

歯科医師が1日に診察する患者様の数は、その医院の診療スタイルを表すバロメーターともいえます。たとえば、1人の患者様に30分以上の診療時間を確保する医院では、麻酔の効き具合の確認、丁寧な説明、感染予防の徹底といった、本来あるべき治療が可能になります。 仮に1人の患者様に60分の時間を設けている医院があるとすれば、それは「数をこなす」のではなく「質を高める」姿勢の表れといえるでしょう。

痛みの少ない治療を提供するためには、麻酔の工程が非常に重要です。表面麻酔で注射時の刺激を和らげ、その後ゆっくりと麻酔液を注入し、十分に効いてから処置を始める――この一連の流れには時間と手間がかかります。しかし、この丁寧な対応があるからこそ、治療中の痛みや不安が最小限に抑えられます。

歯の根の治療（根管治療）では、治療部位を無菌状態に保つため、ラバーダムというゴムのシートが必要です。これにより唾液中の細菌の侵入を防ぎ、再感染のリスクを下げることができます。ラバーダムの使用には高度な技術と時間が必要であり、経営効率を重視する医院では省略されがちです。ラバーダムの有無は、治療の安全性や質に直結する重要なポイントです。

院内感染を防ぐためには、設備の導入だけでなく、「どう運用しているか」が非常に大切です。たとえばグローブの交換を都度徹底しているか、患者様ごとに滅菌された器具を使用しているかなど、実際の現場対応にこそ医院の姿勢が現れます。 特にタービン（歯を削る器具）の滅菌は、見落とされやすいながらも重要な項目です。クラスBのオートクレーブを導入し、内部までしっかりと滅菌されているかどうかを確認しましょう。

毎回診療スタッフが変わる医院では、前回までの経過や治療方針が十分に引き継がれていないケースもあります。歯科治療は継続的な管理が不可欠であり、患者様の口腔内の変化を正確に把握するには、同じ医師・衛生士が継続して診ることが重要です。担当制を導入している医院は、信頼関係の構築と質の高い継続診療を重視している証です。

「とりあえず痛みを取って終わり」ではなく、初診時にしっかりと検査やカウンセリングを行う医院は、真摯な姿勢を持って診療に取り組んでいる証です。口腔内写真の撮影や歯周病の検査、レントゲン診査など、治療の土台となる診断に時間をかけているかを確認しましょう。

1人の歯科医師がすべての分野を高水準でカバーするのは困難です。歯周病・インプラント・矯正など、各分野に精通した専門医と連携することで、より正確な診断と最適な治療が可能になります。チームでのディスカッションや治療計画の共有がなされている医院は、より多角的で質の高い医療を提供しています。

働きやすい環境が整っている医院には、スタッフが長く勤める傾向があります。長年同じ顔ぶれで診療を続けている医院は、院長の人柄や経営姿勢が信頼に足るものであり、衛生管理や診療の透明性にも優れていることが多いです。逆に、スタッフの入れ替わりが激しい医院には、何らかの問題が潜んでいる可能性があります。