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2022.12.27

歯髄(歯の神経)の役割は?

歯髄(歯の神経)の役割は?

 

つじむら歯科医院です。
本日は「歯髄(歯の神経)の役割」についてお話しします。

歯髄(歯の神経)の役割は大別して2つあります。

 

1:歯に栄養を運搬する

血管を介して、ミネラルやカルシウムなどの栄養が歯の象牙質に運搬されています。そのため歯髄がある歯は頑丈であり、きちんと噛むことが可能です。

一方、歯髄がない歯には栄養が運搬されないため普通の歯よりも脆くなってしまいます。
ですから可能な限り歯髄を残す治療をします。ですが強い痛みがあるケースなどでは、やむを得ず神経を取ることもあります。

 

2:異変を知らせてくれる

しみたり痛くなったりすることで、異変を知らせてくれます。

●痛み
虫歯がどの程度エスカレートしているかによって痛みも変わります。
噛むと痛い、安静にしていても痛い、痛みに波がある、鈍痛がある、ズキズキ・ジンジンするなど様々な痛みがあります。

●しみる
歯が欠けて象牙質が出ている、歯周病の影響で歯頚部が出ている、知覚過敏になっているなどのケースにおいてしみます。
冷たいものがしみる、熱いものがしみる、甘いものがしみる、歯磨きでしみる(磨いてからもしみる)、など様々なしみ方があります。

 

『歯髄のない歯はどうなる?』

歯髄がなくなると、通常の歯よりも寿命が短くなる可能性が高いです。
できる限り歯の寿命を延ばすためには、歯科医院で最後まで神経の治療をすることが大事です。
神経の治療を中途半端なところでストップすると、歯を温存できなくなるケースもあります。

ですが神経の治療をしっかり完了させて、土台も作って歯の補強をして、その上からクラウンを接着させることで、よりきちんと噛めるようになります。
歯髄のない歯は通常の歯よりも折れやすいですが、歯科医院で適切に治療をすれば、折れたり欠けたりするリスクを下げることができます。

また、定期検診を受けることも大事です。
定期検診では口内のコンディションをチェックしますから、虫歯や歯周病などの早期発見・治療ができます。さらに家庭の歯磨きでは除去できない歯石、歯石汚れ、着色なども落とすことができます。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

伊勢原市にある歯医者・歯科
『 つじむら歯科医院 』
住所:神奈川県伊勢原市小稲葉2204−1
TEL:0463-95-8214