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2024.09.17

知覚過敏の原因と対策について

知覚過敏の原因と対策について

 

つじむら歯科医院です。

今日は、多くの方が一度は経験する「知覚過敏」について、詳しくご紹介します。

知覚過敏に悩む方も、そうでない方も、ぜひこの機会に予防策や対処法を学んで、快適な生活を送りましょう!

 

 

1. 知覚過敏とは?

知覚過敏とは、冷たいものを食べたり飲んだり、風が当たるなどの外部刺激に対して歯が過敏に反応し、痛みを感じる状態です。通常、歯の表面は「エナメル質」という硬い層で覆われており、これが歯の内側にある「象牙質」や「神経」を守っています。しかし、エナメル質がなんらかの理由で弱くなると、象牙質が外部刺激を感じやすくなり、その結果、神経が過敏に反応するのです。

この状態が知覚過敏です。エナメル質の損傷が原因であるため、根本的な対策が必要です。軽視しがちな知覚過敏ですが、放置すると日常生活に支障をきたすこともあります。

 

 

2. 主な症状

知覚過敏の症状は、次のような刺激によって歯がズキンと痛むことです。

・冷たい飲み物や食べ物を口に含んだとき
・歯磨き中に歯ブラシが当たったとき
・寒風が顔に当たったとき

痛みは一時的であり、刺激がなくなると消えるのが特徴です。虫歯の痛みとは異なり、持続的な痛みはないことが多いですが、頻繁に知覚過敏が起こると不快感が続きます。

 

 

3. 知覚過敏の主な原因と対策

知覚過敏にはいくつかの原因があり、それぞれの原因に応じた対策を講じることが大切です。

 

① 酸蝕症(さんしょくしょう)による影響

原因: 酸性度の高い飲食物(柑橘類、炭酸飲料、ワインなど)や逆流性胃腸炎などで胃酸が口内に流れ込むことにより、エナメル質が徐々に溶けてしまうことがあります。これが知覚過敏の原因になるのです。

対策: 酸性の飲み物や食べ物を摂取する際には、量や頻度に気をつけることが大切です。食事後や飲んだ後には、すぐに口を水ですすぐか、無糖のガムを噛むことで酸を中和しましょう。また、逆流性胃腸炎がある場合は、消化器科への相談もおすすめです。

 

② 歯頸部(しけいぶ)の知覚過敏

原因: 歯と歯茎の境目である歯頸部は、エナメル質が特に薄い部分です。強すぎるブラッシングや歯周病の進行により、この部分が削れてしまうことがあります。その結果、歯の根元が露出し、知覚過敏が生じやすくなります。

対策: ブラッシングの力加減や方法を見直しましょう。柔らかめの歯ブラシを使い、力を入れすぎないことがポイントです。また、定期的に歯科医院で歯周病のチェックを受けることも重要です。

 

③ 歯ぎしりや食いしばり

原因: 無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしている場合、歯が摩耗しやすくなり、知覚過敏を引き起こします。特に夜間の歯ぎしりは、知らない間にエナメル質を削ってしまう原因です。

対策: 歯科医に相談して、ナイトガード(就寝中に装着するマウスピース)の使用を検討しましょう。ナイトガードは歯ぎしりや食いしばりによる歯へのダメージを防ぎます。

 

④ 加齢によるエナメル質の劣化

原因: 年齢を重ねるにつれてエナメル質が少しずつ薄くなり、知覚過敏を感じやすくなることがあります。

対策: 加齢に伴うエナメル質の劣化は避けられませんが、日々のオーラルケアを丁寧に行うことで進行を遅らせることが可能です。フッ素配合の歯磨き粉を使うと、エナメル質の強化に役立ちます。

 

⑤ 過剰な歯のホワイトニング

原因: ホワイトニングの施術を過度に行うと、エナメル質が一時的に弱くなり、知覚過敏を引き起こすことがあります。

対策: ホワイトニングの施術を受ける際は、歯科医師の指導に従い、適切な頻度で行いましょう。知覚過敏が生じた場合は、しばらくホワイトニングを控えることが勧められます。

 

 

4. 知覚過敏の対策と予防

知覚過敏の予防には、日々のケアが重要です。以下のポイントに気をつけて、歯の健康を守りましょう!

 

フッ素配合の歯磨き粉を使用

フッ素はエナメル質を強化し、知覚過敏を予防します。知覚過敏用の歯磨き粉も市販されているので、試してみるのも良いでしょう。

 

歯科検診を定期的に受ける

知覚過敏が気になったら、まずは歯科医師に相談を。原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。定期検診では、エナメル質の状態や歯周病のチェックができます。

 

正しいブラッシング方法を実践する

ブラッシングの際は、力を入れすぎないようにしましょう。柔らかい歯ブラシを使い、優しく磨くことがポイントです。

 

 

まとめ

知覚過敏は多くの人が悩む問題ですが、正しいケアと予防策を行えば、痛みを軽減し、快適な生活を取り戻すことができます。何か気になる症状がある場合は、無理せず早めにご相談ください。

つじむら歯科医院では、皆さんの歯の健康を守るために全力でサポートいたします!
ご覧いただき、ありがとうございました。

 

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