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2022.08.27

口臭対策には歯石のクリーニングがおすすめ

 

 

つじむら歯科医院です。

歯石というのは、文字通り、石のように硬く固まってしまった歯の汚れのことです。
強固な汚れですので、毎日の歯磨き粉を使った歯磨きでも除去することができません。

つまり歯石というのは、丁寧に歯磨きをしている人でも、少しずつ溜まり、どんどん増えていってしまうものでもあるのです。
歯石は口腔内環境を悪化させ、歯周病や口臭の原因でもあります。定期的に歯石のクリーニングを受け、歯周病や口臭の原因を除去していくことをおすすめします。

 

◎口臭の原因は「歯石」

歯石は歯周病の原因になる他、口臭の原因になります。何故、歯石が臭いのもととなるのか、詳しく解説していきます。

・歯石に付着する歯垢が発酵し、臭いの原因となるガスを発生させる

歯石は目に見えない凹凸があり、石のようにザラザラとしています。この小さな凹凸に口腔内の細菌や老廃物(歯垢)が付着しやすく、歯石の多い口腔内はさらに汚れの温床になります。
また、付着した歯垢は発酵する際に臭いのもととなるガスを発生させます。このガスは、卵の腐ったような臭い、玉ねぎが腐ったような臭いと表現されることの多いものです。このガスこそが、口臭の直接的な原因となります。

・歯肉の出血の臭い

歯周病の原因は歯石です。そして、歯周病の代表的な症状には歯肉の出血があります。出血は少なからず生臭い臭いがするため、それが、口臭の原因となります。

・歯肉からの膿の悪臭

歯周病が進行すると歯槽膿漏と呼ばれる、”膿”の出る状態となります。膿は強烈な臭いがあるため、口臭にも大きく影響を及ぼします。

 

◎歯石のクリーニング方法

口臭の原因となる歯石の除去の方法は、主に以下の3つです。
蓄積するほど自分では除去しきれなくなる強固な汚れとなるため、定期的に歯科医院にて綺麗にしてもらいましょう。

・スケーリング

スケーラーと呼ばれる器具を使い、超音波で歯石を削り取る除去法です。

・SRP

歯肉よりも内側の歯周ポケット内に入り込んだ歯石は、スケーリング後、ループトレーニングと呼ばれる方法で除去します。この一連の清掃を”SRP”といいます。

・フラップ手術

歯周ポケットの溝が深くなり、器具が届かなくなっている場合は、歯肉を切開して歯石を除去する外科手術が必要になります。

 

◎歯周病治療=口臭の改善

歯周病の最も大きな原因は、歯石です。
歯周病の症状である歯肉の出血は、血液と唾液の結合を促し、さらに歯石が溜まる要因になります。歯周病の悪化はさらに歯石を増やし、口臭も悪化させます。
つまり、口臭を改善したいのであれば、適切な診断のもと、歯周病治療を受けるべきだといえます。

歯石を除去すると、歯周病の悪化を抑制させる他、歯が白く見えるといった審美的効果も得られます。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。

 

 
伊勢原市にある歯医者・歯科
『 つじむら歯科医院 』
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