投稿記事

2022.11.08

矯正治療では必ず抜歯をしなければならないの?

矯正治療では必ず抜歯をしなければならないの?

 

伊勢原市の歯科医院「つじむら歯科医院」です。

矯正治療では、場合によっては抜歯をしなければならないことがあります。
全国の患者さんの50%以上が、矯正治療の一環として、少なくとも1本の歯を抜いたことがあると言われています。
一方で、「歯並びを良くしたいだけなのに、本当に矯正治療のために歯を抜く必要があるのだろうか」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は、さまざまな抜歯に伴う不快感、治療にかかる費用、さらには抜歯をしない治療法について、詳しく解説します。
これから矯正治療を受けようと思っている方は、ぜひ最後までお読みください。

 

1. 抜歯は矯正治療に必須なのか?

 

矯正治療を受けようと思っている方は、できれば歯を抜きたくないと思っているのではないでしょうか。
しかし、抜歯をすることで、良い面もあります。歯を抜くのは、主に歯をそろえるスペースを確保するためです。

歯の大きさに比べて顎が小さすぎると、歯がきちんと整列するための十分なスペースがなくなります。
そのため、抜歯治療は歯と顎のバランスを保ち、良い歯並びを実現するための効果的な方法なのです。

具体的にどのような場合に抜歯が必要なのでしょうか?
これには、主に2つのパターンがあります。

 

1-1顎の大きさに比べて歯が大きい場合

 

現代に生きる人々の顎は、柔らかい食べ物が多いため、比較的小さくなりがちです。
歯が並ぶはずの顎のスペースに対して歯が大きすぎると、歯がうまく並ばず、結果的に歯並びが悪くなってしまうのです。

この状態で、抜歯をせずに無理に矯正治療を始めると、歯ぐきが縮んだり、噛み合わせが狂ってしまう恐れがあります。

 

1-2 上下の顎の位置が大きくずれている

 

上下の顎のズレが大きい場合、歯並びだけでなく、噛み合わせにもかなりの問題がある場合があります。
あごのずれは手術によっても治療できます。しかし、多くの人は手術を受けたくないと思っているでしょう。

抜歯することで、残った歯が大きく動くスペースを確保することができ、外科的な手術をしなくても歯並びを整えることが可能になる場合があります。

 

 
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

伊勢原市にある歯医者・歯科
『 つじむら歯科医院 』
住所:神奈川県伊勢原市小稲葉2204−1
TEL:0463-95-8214