コラム

2025.02.07

出っ歯(上顎前突)とは?

出っ歯(上顎前突)とは?

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出っ歯(上顎前突)とは?その特徴と原因

出っ歯(上顎前突)とは、上の前歯や上顎が前方に突き出している状態を指します。これは、歯列や顎の成長に影響を与えるさまざまな要因によって引き起こされ、見た目だけでなく、噛み合わせや口の機能にも大きな影響を及ぼすことがあります。

 

出っ歯(上顎前突)とは何か?

出っ歯(上顎前突)は、歯や顎の位置が正常なバランスを崩し、前方に突き出した状態です。一般的に、以下の2つのタイプに分類されます。

歯性出っ歯(上顎前突)

上の前歯が前方に傾斜しているケース。顎の大きさや位置は正常であるものの、歯列のアーチが狭かったり、舌の癖や口呼吸の影響で前歯が押し出されることで発生します。

骨格性出っ歯(上顎前突)

上顎そのものが前方に成長しすぎているケース。遺伝的な要因が強く関係し、顎の骨格が原因で噛み合わせのズレが生じることが特徴です。

 

遺伝的要因と後天的要因(指しゃぶり・口呼吸など)

遺伝的要因

骨格の成長パターンは親から子へ遺伝することが多く、特に上顎の過成長や下顎の劣成長が原因で出っ歯になるケースがあります。家族に出っ歯の人がいる場合、子どもも同じような特徴を持つ可能性が高くなります。

後天的要因

・指しゃぶり: 長期間の指しゃぶりは、上の前歯を前方へ押し出し、下の前歯を内側へ押し込むため、出っ歯(上顎前突)を引き起こすことがあります。

・口呼吸: 鼻でなく口で呼吸する癖があると、舌の位置が下がり、上顎の成長に悪影響を与えることがあります。結果として、歯並びが乱れ、出っ歯が助長されることがあります。

・舌の癖: 舌を前歯に押し付ける癖(舌突出癖)があると、前歯が徐々に前方に押し出されてしまいます。

・咬合異常(噛み合わせの異常): 下顎が小さく、上顎が相対的に大きく見えることで、結果的に出っ歯の状態になることもあります。

 

見た目だけではない、噛み合わせや健康への影響

噛み合わせの問題

前歯が適切に噛み合わないことで、奥歯に過度な負担がかかり、歯の摩耗や顎関節症を引き起こすリスクがあります。

発音障害

特に「サ行」「タ行」「ラ行」などの発音に影響を及ぼし、舌が正しく歯に当たらずに発音が不明瞭になることがあります。

口腔衛生の悪化

前歯が突出しているため、口が閉じにくく、口内が乾燥しやすくなります。これにより、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

心理的影響

見た目にコンプレックスを感じる人も多く、特に思春期の子どもにとっては自信の喪失や対人関係に影響を及ぼすこともあります。

このように、出っ歯(上顎前突)は単なる見た目の問題にとどまらず、健康や生活の質にも大きく関わる問題です。適切な治療を受けることで、機能的・審美的な改善が期待できるため、早めの診断と対策が重要です。

 

あなたの出っ歯のタイプをチェック!症状の分類と診断基準

出っ歯(上顎前突)と一口に言っても、その状態や程度には個人差があります。まずは、自分の出っ歯のタイプを知り、どのような治療が適しているのかを把握することが大切です。ここでは、出っ歯(上顎前突)の分類や診断方法について詳しく解説していきます。

 

軽度・中度・重度の違いとは?

出っ歯(上顎前突)はその程度によって「軽度」「中度」「重度」に分類されます。これは、上下の前歯の位置関係や口元の突出具合によって決まり、治療方針にも影響を与えます。

1.軽度の出っ歯(上顎前突)

・特徴: 上の前歯がわずかに前に出ているが、見た目の違和感は少ない。

・影響: 噛み合わせや発音への影響はほとんどなく、健康面での問題も少ない。

・治療の必要性: 機能的な問題がなければ、無理に矯正する必要はないが、審美的な改善を希望する場合はマウスピース矯正(インビザラインなど)が適用されることが多い。

2.中度の出っ歯(上顎前突)

・特徴: 上の前歯が明らかに前に出ており、口元が突出して見える。

・影響: 口が自然に閉じにくく、発音に影響が出ることがある。歯磨きがしにくくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まる。

・治療の必要性: 審美性の向上だけでなく、機能的な改善を目的とした矯正治療が推奨される。ワイヤー矯正やマウスピース矯正が一般的な治療法。

3.重度の出っ歯(上顎前突)

・特徴: 上顎の成長が著しく、歯だけでなく骨格自体が前に突出している。下顎とのズレが大きい。

・影響: 噛み合わせのズレが大きく、顎関節症のリスクが高まる。発音障害や食事の際の不便さが顕著に現れることも。

・治療の必要性: 骨格的な問題を伴うため、ワイヤー矯正や外科矯正(顎の骨を手術で整える治療)が必要になることがある。特に成人の場合は、矯正治療のみでは改善が難しいケースもある。

 

 

歯科医院での診断方法(レントゲン・模型分析・顔貌診査)

自分の出っ歯(上顎前突)の程度を正確に判断するためには、歯科医院での診断が欠かせません。専門の歯科医師による診断には、以下のような方法が用いられます。

1.レントゲン検査

セファログラム(頭部X線規格写真) を撮影し、上顎・下顎の位置関係や歯の傾き、骨格の成長具合を分析します。顎の成長バランスが崩れているか、矯正治療がどの程度必要かを判断する基準となります。

2.模型分析

歯型をとり、石膏模型を作成することで、歯の並びや噛み合わせのズレを詳細に分析します。出っ歯(上顎前突)が歯の傾きによるものなのか、顎の骨格の問題なのかを明確にします。

3.顔貌診査(フェイシャルプロファイル分析)

Eライン(エステティックライン) という基準線をもとに、横顔のバランスを評価します。一般的に、鼻の先端と顎の先を結ぶEラインに対して、上唇が大きく前に出ている場合は、審美的な問題を伴う出っ歯(上顎前突)と診断されます。

 

セルフチェックできる簡単な基準

「自分の出っ歯が気になるけれど、歯医者に行くべきか分からない…」そんな方のために、簡単にセルフチェックできる方法を紹介します。

チェックリスト
  • ✅ 口を閉じたときに、上の前歯が唇を押し出してしまう
  • ✅ 無意識に口が開いてしまい、口呼吸をしていることが多い
  • ✅ 横顔を鏡で見たときに、上唇が顎よりも大きく前に出ている
  • ✅ 食事の際、前歯で噛み切るのが難しい
  • ✅ 「サ行」や「タ行」の発音がしにくいと感じることがある

 

このうち 3つ以上当てはまる場合 は、歯科医院での診断を受けることをおすすめします。特に、口を閉じにくい、発音に支障がある、顎の痛みを感じるなどの症状がある場合は、専門的な治療が必要な可能性が高いため、早めの受診が望ましいです。

 

3つ以上当てはまる方は、今すぐ専門医に相談を!

 

治療しないとどうなる?放置するリスクとは

上顎前突(出っ歯)は、単なる見た目の問題と思われがちですが、実は放置すると様々な健康リスクを引き起こす可能性があります。噛み合わせの悪化、顎関節症、虫歯・歯周病のリスク増加、さらには発音や呼吸への影響など、機能面でも問題が生じることがあります。本項では、出っ歯を放置することによるリスクについて詳しく解説します。

 

噛み合わせの悪化による顎関節症の可能性

出っ歯(上顎前突)の状態が続くと、噛み合わせのバランスが崩れ、顎関節症(がくかんせつしょう)を引き起こす可能性があります。

1.顎関節症とは?

顎関節症とは、顎の関節や筋肉に負担がかかることで、以下のような症状を引き起こす病気です。

  • ・口を開け閉めすると顎が「カクカク」と鳴る
  • ・顎が痛む
  • ・口が大きく開かなくなる
  • ・頭痛や肩こり、耳鳴りが起こる

 

出っ歯(上顎前突)があると、奥歯が正しく噛み合わず、顎の筋肉に余計な負担がかかります。これにより、顎関節にストレスが蓄積し、痛みや違和感を引き起こすことがあります。

2.噛み合わせのズレが原因で食事がしにくくなる

噛み合わせが悪いと、食べ物をしっかり噛み切ることが難しくなります。特に硬いものや繊維質の多い食べ物(肉類や野菜など)を食べる際に、不便を感じることが多くなります。十分に噛めないことで、消化器官への負担が増え、胃腸のトラブルを引き起こすこともあります。

 

虫歯・歯周病になりやすい口内環境

1.虫歯のリスク
  • ・前歯が突出していることで、歯ブラシが奥まで届きにくい
  • ・歯と歯の間に食べかすが溜まりやすく、プラーク(歯垢)が付着しやすい
  • ・唇で前歯を覆うことが難しく、口内が乾燥しやすくなる(唾液の自浄作用が低下)

 

このような要因が重なることで、前歯を中心に虫歯ができやすくなります。特に、進行すると歯の神経にまで達し、痛みや歯の変色が起こることがあります。

2.歯周病のリスク
  • ・歯磨きが行き届かないため、歯周病菌が繁殖しやすい
  • ・歯ぐきに炎症が起こり、腫れや出血が見られる
  • ・進行すると歯を支える骨が溶け、最悪の場合は歯が抜けてしまう

 

特に、加齢とともに歯周病が進行しやすくなるため、出っ歯のまま放置すると、将来的に歯を失うリスクが高くなります。

 

発音への影響(サ行・タ行が不明瞭になることも)

1.発音障害の例
  • ・「サ行」が「シャ行」に聞こえる(例:「さかな」→「しゃかな」)
  • ・「タ行」が舌足らずな発音になる(例:「たこ」→「たと」)
  • ・「ラ行」が滑舌よく発音できない

 

これは、前歯が突出しているために、舌が正しい位置に当たりにくくなることが原因です。特に職業上、話すことが多い人(教師、アナウンサー、営業職など)にとっては、大きな悩みとなることがあります。

2.コンプレックスによる心理的影響

発音が不明瞭になることで、人前で話すことに抵抗を感じる人も少なくありません。また、出っ歯の見た目がコンプレックスとなり、笑顔を見せることを避けるようになるケースもあります。特に思春期の若者にとっては、自己肯定感の低下や対人関係に悪影響を及ぼすことがあります。

 

その他のリスク

1.口呼吸の習慣がつく
  • ・口を閉じにくいため、無意識のうちに口呼吸になりやすい
  • ・口呼吸は乾燥による喉の炎症を引き起こし、風邪をひきやすくなる
  • ・口腔内が乾燥することで、虫歯や口臭の原因になる

 

2.顎の成長に影響を与える
    • ・特に子どもの場合、上顎の成長が進みすぎることで、さらに出っ歯が悪化する
    • ・顎のバランスが崩れ、顔の輪郭が歪んでしまうこともある

 

 

矯正治療で改善できる?出っ歯(上顎前突)の治療法とは

上顎前突(出っ歯)は、見た目の問題だけでなく、噛み合わせや口腔機能にも影響を及ぼすことがあるため、適切な治療を行うことが重要です。矯正治療によって歯並びや顎の位置を整えることで、機能面と審美面の両方を改善できます。本項では、出っ歯(上顎前突)を矯正治療で改善する方法について詳しく解説します。

ワイヤー矯正(表側・裏側)の特徴

ワイヤー矯正は、金属またはセラミックのブラケット(歯に固定する装置)とワイヤーを使用して歯を動かす矯正方法です。出っ歯(上顎前突)の治療において最も一般的な手法であり、確実な効果が期待できます。

1.表側矯正(ラビアル矯正)

歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーで歯を動かす方法。矯正装置が見えるため、審美性は劣るが、治療の選択肢が広く、比較的費用が抑えられる。歯を後方に移動させる力が強いため、重度の出っ歯(上顎前突)にも対応可能。

2.裏側矯正(リンガル矯正)

歯の裏側にブラケットを装着するため、矯正装置が目立たない。見た目を気にせず矯正したい人に適しているが、表側矯正に比べて費用が高い。裏側から歯を動かすため、歯の移動速度がやや遅くなる傾向がある。

ワイヤー矯正のメリット

  • ✅ どんな症例にも対応できる
  • ✅ 確実に歯を移動させることができる
  • ✅ 矯正終了後の後戻りが少ない

 

ワイヤー矯正のデメリット

  • ❌ 装置が目立つ(裏側矯正は目立たない)
  • ❌ 金属アレルギーのリスクがある
  • ❌ 矯正中の食事や歯磨きが大変

 

マウスピース矯正(インビザラインなど)の可能性

近年、人気が高まっているマウスピース矯正は、透明なマウスピース(アライナー)を使用して歯を徐々に動かしていく方法です。出っ歯(上顎前突)の治療にも対応可能ですが、症状の程度によって適用可否が決まります。

1.インビザライン矯正

透明なマウスピースを装着し、2週間ごとに新しいマウスピースに交換して歯を動かす。取り外しが可能なため、食事や歯磨きがしやすい。軽度〜中度の出っ歯(上顎前突)には効果的だが、重度の場合はワイヤー矯正が推奨されることが多い。

マウスピース矯正のメリット
  • ✅ 透明で目立たない
  • ✅ 取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすい
  • ✅ 金属アレルギーの心配がない

 

マウスピース矯正のデメリット
  • ❌ 適用できる症例が限られる(重度の出っ歯(上顎前突)には向かない)
  • ❌ 1日20時間以上装着しないと効果が出にくい
  • ❌ ワイヤー矯正より治療期間が長くなることがある

 

インビザライン矯正治療について詳しくはこちらをご覧ください。

 

外科手術が必要なケースとは?

骨格的な問題が大きい場合は、矯正治療だけでは改善が難しく、外科手術を併用することがあります。これは、特に骨格性の出っ歯(上顎前突)に適用される治療法です。

1.外科矯正(顎変形症手術)

上顎の骨を外科的に移動させることで、顎の位置を整える。矯正治療と併用し、術前矯正→外科手術→術後矯正の流れで治療を行う。健康保険が適用される場合があり、費用負担を抑えられる。

外科矯正が必要なケース
  • ✅ 上顎の突出が非常に大きく、矯正だけでは改善できない
  • ✅ 噛み合わせのズレが大きく、顎関節症を引き起こしている
  • ✅ 横顔のバランスが極端に崩れている

 

外科矯正のメリット
  • ✅ 骨格ごと改善できるため、劇的な変化が期待できる
  • ✅ 噛み合わせの機能も大幅に向上する

 

外科矯正のデメリット
  • ❌ 手術が必要なため、身体的な負担がある
  • ❌ 術後のダウンタイム(腫れや痛み)がある

 

実際の治療症例を見て、矯正治療の効果を確かめてみましょう!

 

 

治療期間はどのくらい?気になるスケジュール感を解説

上顎前突(出っ歯)の矯正治療は、患者さんの症状の程度や選択する治療法によって期間が異なります。一般的に矯正治療には 1年半~3年程度 の時間がかかりますが、軽度の場合は1年以内に終わるケースもあります。ここでは、治療期間の目安とその間の注意点について解説します。

軽度・中度・重度で異なる治療期間

矯正治療にかかる期間は、出っ歯の程度によって異なります。

軽度(前歯のみの出っ歯):6か月~1年半

マウスピース矯正(インビザライン)や部分矯正で対応可能。比較的短期間で治療が完了する。

中度(噛み合わせに影響があるケース):1年半~2年半

ワイヤー矯正(表側・裏側)が一般的。歯を後方に動かすため、時間がかかる。

重度(骨格的な問題を伴うケース):2年~3年以上

抜歯を伴う矯正や外科手術+矯正の併用治療となるため、長期的な治療が必要。

矯正装置装着中の注意点

矯正治療中は、以下の点に注意する必要があります。

1.食事の工夫
  • ・硬いものや粘着性の高い食べ物(ガム、キャラメルなど)は避ける。
  • ・矯正装置が外れたり、破損したりしないように注意する。
  • ・できるだけ歯に負担をかけない食事を選ぶ。

 

2.歯磨きの徹底
  • ・装置があるため磨き残しが多くなる。
  • ・歯間ブラシやフロスを活用し、プラークをしっかり除去する。
  • ・矯正専用の歯ブラシを使用すると効果的。

 

3.痛みの管理
  • ・矯正装置の調整後に痛みが出ることがあるが、通常は数日で慣れる。
  • ・痛みが強い場合は、歯科医に相談し、痛み止めを使用することも可能。
  • ・固い食べ物を避けることで痛みを軽減できることもある。

 

保定期間の重要性とは?

矯正治療が終了した後も、 保定装置(リテーナー) を装着しないと歯が元の位置に戻る「後戻り」が発生します。

  • ・保定期間は 1~2年 が目安。
  • ・最初の半年は1日中装着し、その後は就寝時のみ装着することが多い。
  • ・リテーナーを正しく装着しないと、せっかく整えた歯並びが崩れることがある。

 

治療期間を短縮するためには、歯科医の指示を守り、適切に装置を使用することが大切です。

矯正歯科治療を始める時期について詳しくはこちらをご覧ください。

 

治療費用はいくらかかる?費用相場と支払い方法

矯正治療は自由診療のため、治療費用は歯科医院によって異なります。出っ歯(上顎前突)の治療費の相場は以下の通りです。

ワイヤー矯正・マウスピース矯正の費用比較

  • 1. ワイヤー矯正(表側): 70万~100万円
  • 2. ワイヤー矯正(裏側): 100万~150万円
  • 3. マウスピース矯正(インビザライン): 80万~120万円
  • 4.部分矯正(軽度の出っ歯): 20万~50万円

 

治療費用は、矯正の種類や症状の程度、歯科医院の方針によって異なります。事前にしっかりと見積もりを確認しましょう。

・医療費控除の対象になる?

矯正治療は 医療費控除の対象 になることがあります。

  • ✅ 「噛み合わせの改善が目的」の場合、年間の医療費が 10万円以上 で確定申告時に控除が可能。
  • 美容目的 の場合は医療費控除の対象外。
  • ✅ 子どもの矯正は 成長に伴う機能改善 目的と判断され、控除の対象となるケースが多い。

 

詳しくは、確定申告の際に税務署や税理士に相談することをおすすめします。

分割払い・デンタルローンの活用

一括払いが難しい場合、分割払い(デンタルローン) が利用可能な歯科医院も多くあります。

  • 月々1~3万円の分割払い も可能なため、予算に合わせた支払いができる。
  • ・信販会社を利用した 医療ローン で、最大 60回払い まで対応している医院もある。
  • ・クレジットカード払いに対応している医院もあり、ポイントが貯まるメリットもある。

 

支払い方法については、事前に歯科医院で相談し、自分に合ったプランを選びましょう。

 

子どものうちに治療すべき?年齢別の矯正アプローチ

上顎前突(出っ歯)の治療は、子どものうちに行うことでより効果的な改善が期待できます。 成長段階に応じて治療法が異なるため、それぞれの年齢層に適した矯正方法を理解し、最適なタイミングで治療を開始することが重要です。

子どもの矯正治療のメリット

  • 成長を利用して骨格のバランスを整えやすい
  • 大人になってからの矯正より治療期間が短くなることが多い
  • 抜歯や外科手術の必要が少なくなる可能性がある

 

1.小児矯正(6〜12歳)

この時期は 「第一期治療」 と呼ばれ、顎の成長をコントロールしながら、歯並びを改善することが目的です。

床矯正(拡大床)
  • ・上顎の成長を促進し、歯が正しく生えるスペースを確保する。
  • ・取り外しができるため、食事や歯磨きがしやすい。
  • ・適用は 軽度〜中度の出っ歯(上顎前突) に限られる。

 

ヘッドギア
  • ・上顎の過成長を抑えるための装置。
  • ・就寝時に装着し、顎の成長をコントロールする。
  • ・下顎の成長を促し、バランスを整える効果も。

 

この時期に治療を始めることで、本格矯正の負担を軽減 できる可能性があります。

 

2.中高生の矯正(12〜18歳)

中高生は 永久歯が生え揃い、成長が続く時期 です。本格的な矯正を開始するベストタイミングといえます。

 

ワイヤー矯正(表側・裏側)
  • ・確実に歯を動かせるため、中度〜重度の出っ歯 に適用可能。
  • ・裏側矯正なら見た目を気にせず治療できる。

 

マウスピース矯正(インビザライン)
  • ・透明で目立たず、取り外し可能。
  • 軽度〜中度の出っ歯(上顎前突) に適している。

 

この時期は 成長の力を利用できる最後のチャンス なので、骨格性の問題を矯正したい場合は早めの相談が必要です。

 

3.大人の矯正(18歳以上)

大人でも矯正治療は可能ですが、骨格が固まっているため、歯の移動が遅くなる 傾向があります。

矯正方法の選択肢
  • マウスピース矯正(インビザライン)(軽度〜中度向け)
  • ワイヤー矯正(表側・裏側)(中度〜重度向け)
  • 外科矯正(骨格性の問題がある場合)

 

成人矯正では、審美面やライフスタイルに配慮した治療法を選ぶ ことが大切です。

 

矯正治療のメリットとデメリット—治療前に知っておきたいこと

上顎前突(出っ歯)の矯正治療には、見た目の改善 だけでなく、噛み合わせや健康面の向上 など多くのメリットがあります。しかし、治療期間の長さや費用 などのデメリットも考慮する必要があります。本項では、矯正治療のメリットとデメリットを詳しく解説します。

1.矯正治療のメリット

    • 見た目が改善し、横顔のバランスが整う
      出っ歯が引っ込み、Eライン(鼻と顎を結ぶライン) に近づくことで、自然な口元になります。

 

    • 噛み合わせが改善し、食事がしやすくなる
      噛み合わせが正しくなることで、奥歯への負担が軽減 され、食事が快適になります。

 

    • 虫歯・歯周病のリスク低減
      歯並びが整うと 歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病を予防 できます。

 

    • 発音の向上
      「サ行」「タ行」「ラ行」の発音が不明瞭になりやすい出っ歯の問題を改善できます。

 

    • 口呼吸が改善し、健康維持に役立つ
      口が閉じやすくなり、口呼吸から鼻呼吸へ 移行しやすくなります。口腔の乾燥を防ぎ、虫歯や風邪のリスクも低減します。

 

  • 自信が持てるようになる
    口元のコンプレックスが解消され、笑顔に自信が持てるようになります。

 

2.矯正治療のデメリット

    • 治療期間が長い(1年半~3年)
      矯正治療は長期間かかるため、計画的に進める必要があります。

 

    • 装置による違和感や痛み
      矯正装置を装着した直後は、歯の動きによる痛みを感じることがありますが 1週間ほどで慣れます

 

    • 食事の制限がある
      ワイヤー矯正では、硬い食べ物や粘着性のある食べ物(ガム・キャラメルなど)は避ける 必要があります。

 

    • 費用が高額
      矯正治療は 自由診療 で、70万~150万円 程度の費用がかかることが一般的です。

 

  • 保定期間が必要(1~2年)
    矯正後も リテーナー を装着しないと、歯が元に戻るリスク があります。

 

3.矯正治療を受けるべきか?判断のポイント

  • ✅ 出っ歯が気になり、口元の見た目にコンプレックスがある
  • ✅ 噛み合わせが悪く、食べ物を噛みにくい
  • ✅ 口が閉じにくく、口呼吸になりやすい
  • ✅ 顎の痛みや違和感がある
  • ✅ 虫歯や歯周病になりやすい

 

上記のうち 3つ以上当てはまる場合 は、矯正治療を検討する価値があります。まずは 歯科医院の無料カウンセリング を受けて、自分に合った治療法を相談しましょう!

 

矯正治療の成功のカギ—良い歯科医院の選び方

上顎前突(出っ歯)の矯正治療を成功させるためには、適切な歯科医院選び が重要です。矯正治療は長期間にわたるため、技術力の高い歯科医院を選ぶこと で、満足のいく結果を得ることができます。

本項では、信頼できる歯科医院の選び方 を解説します。

1.矯正専門の歯科医師がいるか

  • 矯正治療の専門資格を持つ歯科医師が在籍しているか
  • 治療実績が豊富であるか

 

矯正治療は 高度な技術が求められる分野 です。経験のある矯正専門の歯科医がいるかどうかを確認しましょう。

2.治療実績や口コミをチェック

  • 公式サイトで症例写真を確認
  • 患者の口コミや評判をチェック

 

症例写真を確認することで、実際の治療結果を把握 できます。患者の口コミも、歯科医院の対応や治療方針を知る手がかり になります。

実際に過蓋咬合(ディープバイト)を治療された方の症例をご覧ください。

 

3.相談時に確認すべきポイント

  • どの矯正方法が適しているか
  • 治療期間と費用の見積もり
  • 分割払い・デンタルローンの有無

 

矯正治療は長期間の治療になるため、自分のライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切 です。無料カウンセリング を活用し、不安を解消しましょう。

4.つじむら歯科医院の特徴

つじむら歯科医院では、患者一人ひとりに合った治療計画を提案 し、負担の少ない矯正治療 を提供しています。

  • 目立ちづらいマウスピース矯正(インビザライン)に対応
  • 丁寧なカウンセリングと治療計画の提案
  • 先進設備を活用した精密な診断
  • 健康な歯を残すことを重視した「非抜歯矯正」にも対応

 

出っ歯の矯正を検討している方は、まず つじむら歯科医院で無料相談 を受けてみましょう!

 

まずは無料相談から!自分に合った治療法を見つけよう

上顎前突(出っ歯)の矯正治療を考えている方は、まず無料相談を受けてみること をおすすめします。治療方法や費用、期間について 専門医と直接話し、不安を解消 することが大切です。

 

1.無料カウンセリングのメリット

  • 自分に合った治療法が分かる
  • 費用や期間を事前に把握できる
  • 不安や疑問を直接相談できる

 

矯正治療は 患者一人ひとりの症状に合わせたプランが必要 です。無料相談を活用し、最適な治療法を見つけましょう!

2.相談時に聞くべき質問

  • どの矯正方法が適しているか?
  • 治療期間はどのくらいか?
  • 支払い方法(分割払い・デンタルローン)は可能か?

 

治療を開始する前に 納得できるまで説明を受けることが重要 です。

当院では、患者様が安心して治療を受けられるよう、万全のサポート体制を整えています。出っ歯(上顎前突)に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。健康で自信に満ちた未来を一緒に目指しましょう!

 

過蓋咬合(ディープバイト)に関するお悩みはありませんか?早期の相談が重要です!

 

 

 

伊勢原市にある再発率0%を追求した見えない非抜歯専門クリニック
『 つじむら歯科医院 』
住所:神奈川県伊勢原市小稲葉2204−1
TEL:0463-95-8214

 

【監修者情報】
つじむら歯科医院グループ総院長 辻村 傑 

《公式facebookアカウント》

【略歴】
1993年 神奈川歯科大学 卒業
1995年 つじむら歯科医院 開業
1997年 医療法人社団つじむら歯科医院 開設
2008年 神奈川歯科大学生体管理医学講座 薬理学分野大学院
2010年 南カリフォルニア大学卒後研修コース修了
2010年 南カリフォルニア大学客員研究員
2010年 南カリフォルニア大学アンバサダー(任命大使)
2012年 ハートフルスマイルデンタルクリニック茅ヶ崎 開業
2012年 UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校卒後研修コース修了
2013年 インディアナ大学 歯周病学インプラント科客員講師
2014年 インディアナ大学医学部解剖学 顎顔面頭蓋部臨床解剖 認定医
2017年 iDHA 国際歯科衛生士学会 世界会長就任
2020年 iACD 国際総合歯科学会 日本支部会長

【所属】
IIPD国際予防歯科学会認定医
日本抗加齢医学会認定医
日本歯科人間ドック学会認定医
日本口腔医学会認定医
セカンドオピニオン専門医
DGZI国際インプラント学会認定医
日本咀嚼学会会員
日本保存学会会員
日本全身咬合学会会員
日本口腔インプラント学会会員
国際歯周内科学研究会会員
日本口腔内科学研究会会員
日本床矯正研究会会員
神奈川矯正研究会会員
日本臨床唾液学会会員
NPO法人歯と健康を守ろう会会員
日本ヘルスケア歯科研究会会員
伊勢原市中央保育園学校歯科医
日本食育指導士
健康咀嚼指導士

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